UI(ユーザーインターフェース)の難しさ
実は今、webサービスを作るべく蠢いてます。
予定通りなら11月末までにとりあえずα版ができあがり、web界隈にひっそりと姿を現します(周知するつもりもないので、ほんとうにひっそりと)。
で、webサービスを作っている時に気が付いたのがUI(ユーザーインターフェース)の難しさです。
例えばMicrosoft Officeは2007以降でリボンという非常に優秀なUIを作り出してきましたが、総スカンを食らいました。使ってみれば良さは分かるのですが、10年以上も固定化されていたUIが変わってしまったのですから過去の知の資産が使えなくなることに多くの人が拒否感を示したわけです。
同様にIE6が未だ使い続けられているのも、IE7から大きく変更されたUIが影響しているような気がします。私の家族に切り換えを迫った際、大きな抵抗がありました。
私個人の話になると、一昨日3.5から4.0に代わり大幅な機能強化と共にUIの変更を加えてきたEvernoteが挙げられます。実は私はそのUIが気に入らず3.5のままになっています。
また、twitterも同様に私は古いUIを使い続けています。やっと使いこなせるようになったと思ったら新しいUIが出て来て、1週間ほど使ったところでギブアップし元に戻しています。
このように、どんな優れたUIも「知の継承」を無視するとユーザーにそっぽを向かれる可能性が有ります。既存のサービスですらそうなのですから、新規のサービスはもっとハードルが高い。
そう考え、ターゲットとなるユーザーにできるだけ親和性の高いサービスを元にしたUIを検討しています。
どんな端末でも使いやすく、かつシンプルなUI。まだサービスの形すら見えていませんが、そんなUIになったらいいなぁと日々考えています。