【はじめてのLinux】 序文 Linuxを勉強したいと思う人が欲しい本とは?
当エントリは電子書籍化予定の「はじめてのLinux」の序文になります。
下書きなので、内容は更新される可能性が有ります。
最終更新 2011/07/11
世の中には、初心者向けと謳われたLinux本が数多くあります。
しかしそのどれもが簡単にLinuxの世界に足を踏み入れられるよう、ユーザー向けに分かりやすくまとめられたディストリビューションであるUbuntu等のGUIを利用してLinuxの世界を理解しやすく、簡単に使えることをアピールするものばかりです。
しかし、Linuxを学びたいという人たちが求めているのはこのような情報なのでしょうか。LinuxをクライアントOSとして使う目的で初心者本を買う人がどれ位いるでしょうか。
今回、私が電子書籍の森を作成する上で、ドラ○もん(電子書籍の森のプログラマ)に数多くの教えを受けていますが、そこで指摘された教えは確かにこのような初心者向けLinux本に書いてあります。
しかし、その操作方法はGUIでするものばかり。もしくは既に組み込まれた昨日で自動化されていたりします。「webサーバ」を立てて「DB」を組み込み、「webシステム」を作る環境とはかなり異なります。
冒頭の繰り返しになりますが、これらの著者は「自分が知っているLinux」を「簡単に見せる」事をしているだけなのです。これは実際にはなかなか役に立ちません。
そこでここでは、Linuxド素人だった私がそのような初心者本ではカバーできずにネットで調べ、またドラ○もんに教えを請うたことをまとめていきます。
第1章でLinuxの歴史についても触れていますが、ここは最初は読みとばしてもらって構いません。Linuxについて理解が深まってきたときに読むと、始めてこの章に書いてあることの有用性が分かると思います。
第2章はオープンソースや、XXについて書いています。無料で使えるという言葉だけが一人歩きしがちなLinuxですが、何故そのような仕組みが産まれ、それが使われているのかは使い続ける上でとても重要な知識となります。こちらも最初は読みとばしていただいて構いません。
第3章はLinuxの基本的な仕組みについて触れていきます。ここはLinuxをサーバとして使いたい方は最初に読んで欲しい内容です。ここを完全に理解すれば、きっと作業が楽になることでしょう。
第4章はLinuxを具体的にサーバとして使う方法について説明します。殆どの方はwebシステムとして使われると思うので、webサーバとDBサーバについては必読の内容かと思います。ここでは基本的な仕組みと、導入で必要になるであろう情報をまとめます。
第5章は実際にプログラムを動かすための環境としてのLinuxについてまとめます。私自身がRubyメインで作業をしているためJava以降はなぞる程度の情報しか書けませんが、一通りの情報は網羅できるようにしたいと思っています。
最期にこの内容がLinux学習中の初心者にとって有用なものになることを願いつつ、序文を終わりとします。