pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

簡単な仕事とは、機械化が容易な仕事である。

前々回のエントリが思いもかけず読まれて、それについてのコメントもちょっとだけついていたりもするのですが、気になる言葉があったのでこれについてエントリしておきます。


http://twitter.com/#!/atomicchildren/status/135405904416870400
>この意見もそうなんだが、その簡単な仕事も誰かがやらないといけないことを忘れちゃいけない
※@atomicchildrenさん、ありがとうございます。


さて。
簡単な仕事というのは比較的将来性の無い仕事です。私にしては珍しく断言します。


まず、「誰にでも出来る」「直ぐに出来るようになる」ということは、取り換えが容易なことと同意です。正社員ならまだしも、バイトやパート、短期工なら多少の習熟度に目をつぶり、より安価な労働力に置き換えることはもはや定番となっています。具体的にはアジア圏からの出稼ぎ労働者。


この安い人材力の置き換えの次には、そういう仕事を集約して「機械化」を目指す動きが始まります。ある程度の集約がされなければ人がやったほうが安上がりな場合もありますが、この数十年の動きを見ていれば確実にこれがやってきます。流れ作業には必ずロボットが介在し多少なりとも自動化されています。その後、完全自動化されてもおかしくありません。その時リストラされないのは、自動化をしている人か、もしくは自動化されたものを維持、管理する人だけです。


これは恐ろしいことに職人の世界にも当てはまります。少なくとも1970年代に寿司ロボットが開発された際、回転寿司チェーンとともにここまで普及するとは誰が想像できたでしょうか。少なくとも我が家が外食で寿司を食べる際、9割程度はロボットが握る寿司を食べています。安いから。


単純作業を悪とも言いませんし、不要だとも考えていません。ただ、代用が簡単にきくものは淘汰されやすいのです。その事実に目を瞑り、仕事を探すのはいかがなものかと問題提起はしておきたいと考えます。


では、単純作業に従事している人は未来がないかと言えばそんな事は有りません。これも断言できます。このエントリや前々回のエントリでもちらちらと触れていますが、そこに「付加価値」というサービスを付けることで、少し先の未来の仕事を作り、そのもっと先の未来の仕事の足がかりにすることが出来ます。


これはもちろん運という要素を抜きに語ることは出来ませんが、私は社会に出て十数年になりますが、これを一度実践し、今また再び行おうとしています。


これはそんなに難しい話ではありません。私が交流してきた人なら、誰にでも出来る事だと思います。これについては長くなるのでこのエントリでは詳しく取り上げませんが、一言で言うと仕事は「繋がり」からでしか産まれません。これを意識して生活するだけで、未来の描ける確率はグッとアップすると思います。


ちょっとぼんやりしたエントリになってしまいましたが、病み上がりと言うことでご容赦を。