pc4beginnerの日記 はてなブログ版

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生きる方法はオシムに学べ。

今発売中のNumber(2010年 7/14号 南アフリカW杯激闘録 日本代表、ベスト16の真実。)、オシムのインタビュー記事が載っていたから買ってみた。

敗因についての分析で「勇気を持ってリスクを冒すメンタリティが欠けていたからだ」という一言が掲載されているけど、これはオシムが日本に来てからずっと言い続けている言葉。

たいていこの言葉は「日本人の美徳ではあるが」という前置きと共に使われる。日本人としての民族性を考慮した上で、それを美徳としながらも問題点になることを指摘出来るのがオシムのすごいところ。

勇気は自信が無ければ発揮できないし、リスクは分析をしなければ負うことはできない。そしてメンタリティはこの2つを常に意識する事で生まれるものではないかと思う。ちなみに俺はこの言葉を常に頭の片隅に入れて行動している。勇気、リスク、メンタリティのどれか一つが欠けても、この言葉は成立しない。

オシムの言葉に異論を挟む奴は、まず「オシムの言葉」という本を読んで彼の人生を知ってから異論を唱えるべき。常にリスクを負うことを押し付けられながら、ここまで「生き延びてきた」彼の出してきた結果と、そして彼の周囲に対する深い愛情を知って異論を言う輩はXXXXXXX(←自粛)と思う。

前に進む事と、前に流される事を混同している全ての日本人にオシムの言葉を届けたい。サッカー知らなくても、自分の取り組んでることに言葉を置き換えて読めば何かを得られるはず。ヘタな啓蒙本読むぐらいなら、オシムの本読んだほうが100倍マシです。カツマー本とかは確かにハウツーとしては優れているのかと思うけど、全ての本質は「考える」事にあって、オシムの言葉を考えながら読めばきっと何かが見つかるはず。見つからない奴はそもそもスタートラインにすら立ってない事を自覚すべきなんじゃ無いかと。

偉そうな事言ってごめんなさい。


オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える (集英社文庫)
木村 元彦
集英社
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