pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

そもそも、社会と言うシステムは女性を活用できていない

下記エントリの続きです。

女性を冷遇するシステム屋に未来は無い

先に、現在自立されている女性には理解しがたいエントリとお断りします。でないと話が展開できませんので。

システム屋という狭い世界に論点を絞ってエントリを展開しましたが、これは私がシステムに携わっているという理由だけでなく、システム屋という世界が日本の社会の問題を表現するのにわかりやすい性格を持っているためです。

その理由は、男性が圧倒的に多い職業と言うことです。

で、今回展開しようとした話をもっとアグレッシブに展開するエントリを見つけたので、そちらを引用しながら進めていきます。

[試考]「バージンロード」のテロリスト達――「夢はお嫁さん」が日本を滅ぼす

上記エントリは「試考」とあるように、行き過ぎた考察じゃないかと思う節も多いです。しかしきれいにまとめた台詞がありました。抜粋して並べるとこんな感じです←元エントリの主旨を曲げてしまっていたらごめんなさい。

「女の男離れ」が起きていない理由は、相も変わらず雇用差別や賃金差別があり、そして雇用されたあとにも妊娠出産を理由とする「正当な理由に基づく会社都合ではない個人都合の解雇」がまかり通っているからである。

そこに「理想的な大企業」が指折り数えられるだけでは、全体としてまったく意味が無く、「労働基準法なんか守ってたらやっていけない」と堂々と居直りを決め込む大多数の中小零細企業での「差別的雇用慣習」こそが、「個人レベルで男に頼らざるを得ない女」を生み出している。

これは建前と本音と言うことで、仕事をしている人間だったら誰もが知っている話ではないでしょうか。

  • 女性は寿退社をする。
  • 女性は産休を取る。


だから戦力として考えにくいと言う論法でしょうか。

しかし、一方で大きな問題があります。

「男の女離れ」が起きている原因には、男性の雇用の不安定化と賃金の低下があることが確かである。

「下方平準化によって、男女平等が実現された」と言っても、もはや皮肉にもならない日本の現状であるが、この男の雇用・賃金の不安定化の原因もまた、根っこにあるのは女性への雇用差別である。

つまり、パート・契約・派遣等の非正規雇用という制度=法律が、そもそも「年功序列型賃金制度の正社員男性と結婚した女性が小遣い稼ぎをするための制度」として設計され、それが維持されたまま「小泉改革」によってもう取り返しの付かない拡大運用が始められたのだ。

男性ですら、何時辞めても良いよという雇用形態に組み込まれているということです。

つまり、男尊女卑の社会形態を引きずったまま構造改革が進行し、その中での歪みが男性を直撃し、その庇護の下で生活を設計していた女性に被害を与えている。

NHKとか、朝まで徹底討論?とか、見てる人なら何をいまさら?という内容ですが、誰もこれを解消できていない。こう書くとこのエントリを読んでいる人に怒られそうですが、竹中平蔵さんはこの解消方法のヒントを何度も言っている(ように思える)。


前のエントリでもその一例を挙げたのですが、その主旨について誤解を招いているようにも思えたので優先順位順にまとめました。

  • 個人は自らの価値を高める。
  • 会社は価値を持った人間を雇用できる仕組みを整える。
  • 社会は個人の価値を高める教育の場を設ける。


最後のものは、前回のエントリでふれていませんが。。。

ちょっと長くなってしまったので、一回エントリを切ります。今回触れたかったけど、間に合わなかった内容は以下のとおりです。

  • 人生戦略(設計ではない)を考える
  • 仕事に専門性を持つ
  • ブログの活用で専門性を高める
  • 会社に利益を与えられるようになる


尻切れトンボですいません。