情報弱者という言葉について。

たまにこのブログに出て来る同僚との会話で、こんなやり取りしたので備忘。

pc>ソフトバンクから発売されるDELLの5インチタブレット、海外だとDELLが直接通販もするみたい。4万ぐらい安いね。

同>それなら並行輸入品の方が良いじゃないですか。機能が省かれているソフトバンク版買うのは情報弱者すぎますね。

pc>まぁ、でも情報を得ようとしない人達がお金を落としてくれるからこそ「今の」世の中は回ってるわけで。

私、すごく酷い事言ってます。でも事実です。情報を知っている人はお金を節約できますが、そうでないとお金を垂れ流している場合があります。

その一例として、買い物があります。

たとえばコストコという年会費で4千円も取られる会員制の超大型ショッピングセンターがあります。その幕張店に良く行くのですが、そこに行くと高級外車が多くてびっくりします。ショッピングしている人の中にも「あんた金持ちでしょ？」と言う人がウヨウヨ。この人達はちゃんとコストコがお得だと言う事を知っているからやってくるのです。

このコストコは、高い年会費払う時点で諦める人がいます。しかしその元が取れる事を知っている人はいろんなものを節約しながら活用します。それはお金と時間です。

まず、安売りに奔走する人達は気分的にはお得感満載ですが、激安価格に釣られて無駄なもの買ってしまいがちです。安売りに行ったはずなのにお金を使ってしまった、などでは本末転倒です。しかしコストコなら年中安定して商品が安価でかつ同一価格（たまに安くなりますが）で供給される安心感があるため、無駄なものを買う事はあまりありません。

また目当てのものが手に入らないときには時間を無駄にしてしまいます。タイムセールも時間を束縛されてしまうので時間を無駄にしている可能性があります。しかし買い物をコストコに統一すると年中安定して激安価格で買うことができるため、そのような心配はありません。忙しいＤＩＮＫＳのような家庭でも安売り情報を気にしないで済むし、まとめ買いが基本なので買い物に行く回数も減らせます。

もちろん時間的に余裕があり、また、安売りを楽しむ人にはあてはまらない話です。しかしスーパーのタイムセールえ混み合うスーパーの店内を見てると、無駄な時間が流れている人もいるように見える瞬間があるのです。

これはほんの一例ですし、全ての人にあてはまる話ではありません。しかしコストコを会員費を取るからと言うだけで調べもせずに敬遠していたら、そのメリットに気付く事はありません（うちがそうでした）。まず知る事が重要で、その上で判断をしないとお金を無駄に払ってしまう事は多々あるわけです。

とはいえ、そういう世の中を肯定する気にはさらさらなれませんが。自分が握った情報は出来る限り世に広めて、みんなで分かち合う。一人一人がそんな風に情報を共有できる世の中の方が良いに決まってます。今作ってる電子書籍のシステムだってそんな思いを込めて作ってます。

と言うわけで、情報弱者と呼ばれる人達が此の世からいなくなる事を祈って本日はおしまい。