pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

社員(技術者)の育成について。

最近


「若手が育っていない」


と言う言葉を以前より聞く機会が増えているような気がします。
危機感のあるこの言葉を発する事自体はとても良いことです。


しかしながら


「若手をいますぐ何とかしたい」


というのは虫の良い話なので、やめましょう。


中・長期の見通しならば提言できることはありますが、短期では言えません。我々の仕事は、短期で身につくものではありません。長い時間をかけて積み重ね、磨いて初めて使える技術です。詰め込んでもせいぜい目の前の仕事が捌けるようになるかどうか。現場が変われば使えなくなるものです。


「何故育ってないんだ?」


何年経っても育たない理由は、会社が彼らや彼女たちに対してぶれない中長期の目標設定を課してないからと思われます。そろそろ、この命題から逃れることをやめましょう。営業だから、現場に出てないから、自分の仕事ではないから。こういう逃げ口上を認めることもやめましょう。


そしてと営業の方々に対して。若手の仕事が取れないのは申し訳ありませんが営業の能力が原因のほとんどだと思います。この点については営業という仕事に敬意を持ち、あえて突き放します。彼らの技術相応の仕事を取ってきてあげて、とおねがいします。


それ以上の成果を望むのであれば、彼らの目標設定の場に加わるしかないでしょう。しかし日々の営業業務が忙しいというのなら仕方ありません。重ねて言いますが今をみて判断し、仕事を取ってきて下さい。営業という業務は会話を放棄することはあり得ないはずですが、それを言い訳にせざるを得ないほど忙しいということになるでしょうから。


ただ、その結果必要な情報を引き出せずに自分たちが苦しむことは忘れないで下さい。我々技術屋は、休日も何らかの学習をしてます。というか、してなかったら技術屋じゃないでしょ。


覚悟。営業として良い見せ球を作りたいのなら、若手に相応の覚悟を見せて下さい。彼ら彼女らはその覚悟を見ることで、相応するものを見せてくれることでしょう。私が覚悟を迫った時はそれ相応の言葉をもらってますので、これは保証します。ただ、今の状態じゃその覚悟は伝わりません。


下にいる人間は、上の事を良く見ています。自分たちを振り返ればそれがよくわかっていただけると思います。


お互い、覚悟を若手に見せていきましょう。その覚悟が見えれば、我々も最大限サポートしますので。