pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

電子書籍は黎明期のweb並の可能性を秘めているような気がする。

twitterの呟きの編集です。

SHARPが開発中の国産電子書籍端末、ガラパゴスの仕様がとても残念のものになる事がはっきりしてきました。

「コピーは1回20文字まで」---シャープが電子書籍ビュー「ガラパゴス」を展示(ITpro)

所詮既存プレーヤーが作るとこんなものになるでしょう、というケースをみせられた気がします。XMDF採用プレーヤーはこれに準拠して仕様を決めてくるでしょうから、既存プレーヤーが配信するコンテンツは市場から駆逐される可能性が有ると思います。

既存プレーヤーにも電子書籍を軸とした新しいフィールドに飛び出してきている人たちもいますし、これから増える可能性もあります。しかし新規参入プレーヤーは今がチャンスとかなりの数が動き始めています。週刊ダイヤモンドとか別冊編集会議の電子書籍を特集しているものを読むと、それを切り開くべく、猛者が集い始めていることがわかります。それを迎え撃つ既存プレーヤーはよほど速やかに手を打たないと、絶滅危惧種となってしまうでしょう。とはいえ、電子書籍では出版社、ならびに従来のコンテンツ配信業者を既存プレーヤーと呼ぶにはちょっと無理があるのかもしれません。

ちなみにこの負のスパイラルからは抜け出せないのは配信側だけでなく、コンテンツ保持者についても同じ事が言えます。守るべきものは既に産み出したものではなく、産み出す源泉である己の知恵と経験、そして作文力や編集力という技術であるはずなのにいつまで過去に作ったものに固執するのでしょうか。劣化コピーは広告と割り切り、己は新しい世界を切り開く。開拓者こそ、常に対価を得られるものだと思うのです。

こうやって考えると良い時代になってきたと思います。webが広まり始めた時もこんな感じだったのかもしれませんが、日本ではiPadに端を発するこの電子書籍ブーム、今から何かを始める人間にはまたとないチャンスだと思います。

というか、むしろみんなチャレンジしてみて欲しいと思うのです。もちろん自分も参加します。

なんだか楽しくなって来ましたwww