pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

飽きもせず電子教科書関連の話。

内容はほとんど備忘です。すいません。でも、300年先を見ている孫社長のように、今実行するという視点で考えたいので何度か書きながら考えてる。

電子教科書で今すぐ何ができるかというと、一番簡単なのは紙媒体からの置き換え。これなら教育機関もそれほど混乱しないで済むだろうし、「電子媒体」を子供の教材として持つということを国民に理解してもらうためにもっとも抵抗が無いと思う。

これならデータはテキスト主体になるので、ぶっとい光回線は不要で3G回線だけでも十分。Kindleのようにインターネットが「無料」で「いつでも」閲覧できるのなら、先生はリンクを指示するだけで子供たちは様々な文献にアクセスできるし、先生オリジナルの資料をLAN経由で配信できる。するとワラ半紙(今はコピー紙か)が不要になるだけでなく、印刷の手間というコストが無くなり、先生が他の作業に時間が割けることに注目してほしい。

教育現場に電子媒体を普及させるなら、教育者の「メリット」を説かない限り普及はしないでしょう。多くの教育現場は過剰な作業のために疲弊しているのが現実です。皆さんは先生たちがどれだけの仕事を抱えているかご存知でしょうか?私の知る限り、まじめに仕事をしている先生ほど夜遅くまでさまざまな作業に忙殺されています。このコストを電子教科書で下げられるのなら、先生たちに受け入れられる土壌は作れる。誰もが幸せになる世界を提案せずに改革などできるのでしょうか。

そんなわけで、電子教科書を推進する方々には真面目に普及させたいのであれば教育者への配慮まで考えてほしいと思うのです。やる気になってもらわなきゃ。

電子教科書が普及した後に広がる世界は色々言われていますが、普及すれば自然と勝手にそのとおりになっていくと思うのです。ただし普及させる端末がそのスペックを満たしていないと「創造」は生まれない。その創造の源泉はインターネットにある。ここさえ間違えなければ誰がどんな手段で実現してもいい野ではないかと考えます。

で、誰もできないのなら俺がやりますよ、と。。。ぶっちゃけ、端末はKindle3で十分そうなんですけど(注文済、いつくるかなぁ)。あとは教科書を全部スキャンさせてデータを入れておけばいいんでね?と。

ただし子供に持たせるとなると、盗難に対しての十分な配慮が必要がなるのですが、電子教科書を語る輩は何故か誰もこれについて言わねぇ。金目のものを子供に持たせるのがどんなに危ないか、わからないのかなぁと不安になります。絶対カツアゲや盗難が問題になりますよ。ここは予防線を張るべき。これについてだけは民間だけでは対処不可能で、法律で縛る事は必要だと思うのです。嫌な考えですが、金目になるものは子供の親が売り払う事も十分考えられる状況だと思いますよ?

で、通信端末はそれぞれ個別IDのようなものを持っているので、盗難、紛失されたものを使えなくする事は簡単だけど、通信させなくてもそれなりに使えてしまうのでその方法が知れ渡ってしまうとやっぱり難しい話ではあります。

結局、電子協箇所は技術的には問題をクリアしているのですが、運用、特に子供が安心して使えるという点についてはまだまだなのです。どんなに法や技術で縛っても抜け道は出てくるものですが、抜け道に対処させる方法を作れる「緩い」縛りをかけなきゃいけないと思うのです。この緩さの加減が難しいんですけどね。