pc4beginnerの日記 はてなブログ版

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究極の仕事 - 書評 - 任天堂 ”驚き”を生む方程式

※読書の擁した時間 確か5時間ぐらい。

相も変わらず、書評なんてかっこいいものは書けないので読書感想文です。

任天堂
山内語録。
そして、岩田聡

そんなキーワードに興味を持っている自分にヒットしたのがこの本でした。

究極の仕事 - 書評 - 任天堂 "驚き"を生む方程式

1700円という割には読み応えがそれほどでもない本でしたが、すっきりと整理され読みやすい本に仕上がっています。流石日経の本。また、会社の商売ネタが特殊なので、経済の本としては参考にはならない部分も多いと思いますが、読み物としても私は十分楽しめました。

この本の中で、感銘を受けたキーワードがあります。

「ソフトは主、ハードは従」

これは様々なサービスの提供において当てはまる、すばらしい表現だと思いました。特にIT業界に従事している方には是非読んでいただきたいです。面白さのあまり読み急いでしまいましたが、この部分を中心にもう何度か読み返してみたいと思った本でした。

この本が出た当時、WiiとDSを擁する任天堂は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。しかし今はSONY陣営のPS3PSPに押されて、一時期の勢いは完全に失われつつあります。

そんな中、つい最近発表された3DSという新型ゲーム機はDSに3Dというちょっと変わった機能を付けたものになっています。その発表を見た時、本の中に記されている任天堂イズムはまだまだ失われていないと感じました。私はあまりゲームはやらないのですが、買っても良いかなと思わせるのはPS3ではなくWiiだったり、PSPではなくDSだったりします。性能だけではないユニークさを打ち出していくその姿勢こそ任天堂という会社だと思いますので。

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