pc4beginnerの日記 はてなブログ版

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小林可夢偉選手に注目の2010年のF1選手権

今週末からついに2010年度のF1世界選手権が始まります。
去年は佐藤琢磨が居なくなってしまった&中嶋一貴のリザルトが悪かった&ホンダ撤退と見所が無かったため全レース録画しているのにまったく見ていない(開幕戦とバトン優勝のレースだけ見たかな?)状態でしたが、今年は彼の活躍を楽しみに見ることができそうです。

小林可夢偉(ザウバー) Q&A: 「運がよければ表彰台争いもできる」(F1通信)

頼もしい言葉。「運がよければ」と冷静な部分も見せていますが、けして遅いわけでは無いとアピールしているわけで。この時期になってもスポンサーが見つからないなどチームを取り巻く環境は良くないですが、開幕数戦でそれなりのリザルトを残せば、来期の資金(賞金が入るので)とスポンサー獲得の目処も立つ可能性があります。スタートダッシュができるかどうかが今後を占う鍵となるのでしょう。

ザウバー、大手スポンサーなしでバーレーンGPに臨む(F1通信)

当ブログでは昨年の小林選手の浮き沈みについてエントリを残してきましたが、残されていたシートの中では比較的高い戦闘力を持つザウバーにもぐりこみ、なおかつペドロサというベテランをむこうに存在感を示しているのですから、現時点では今最も運と実力を兼ね備えている日本人ドライバーと言って良いでしょう。残りのドライバーは運にも見放されていますが、ちょっと物足りなさも感じてしまうわけで。能力的にはけして劣っているとは思わないですけどね。

また、アグレッシブな小林選手の足元を支えるタイヤメーカーから頼もしいコメントも聞こえてきます。

ブリヂストン、「タイヤに優しいのはザウバー」(FMotorsports F1)

約300キロという長丁場を戦うF1レースでは、レース全体での平均速度も求められます。タイヤに優しいということはレース終盤でも攻めていけるわけで、フェラーリエンジンの燃費次第ですが去年ラスト2戦で見せたパフォーマンスを見せれば、来年度以降の展開も見えてくるのではないでしょうか。

個人的には中嶋一貴には物足りなく、佐藤琢磨はちょっと行き過ぎと感じていたので、小林可夢偉選手にはその良いとこ取りでがんばってもらいたいものです。

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