pc4beginnerの日記 はてなブログ版

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写真を共に見る、という親孝行

私は昨年から写真整理アドバイザーという肩書で活動して居るのですが、写真関連の業界は今非常に苦しい時代になってます。

正直、純粋なビジネスとしては難しい要素しかありません。しかし、文化として見るならこれほど魅力的なビジネスはありません。

そんな事を実感できるのが、タイトルのネタです。

私は帰省時に、テレビに写真を映し出して鑑賞できる「おもいでばこ(http://omoidebako.jp/)」というデジタルフォトアルバムで、嫁さんや両親と「自然発生」する両親の撮影した写真の鑑賞会を良くします。私と嫁さんが見ているとまず母親が合流し、最後に父親が緩く参加してきます。

見返す写真は様々です。両親が最近旅行に行った写真、母親が育てている花の写真、親父がいやいや写ってる写真、近所でのイベントの写真などなど。古い写真にそれらに関係するものがあるとそれも引っ張り出してきて、思い出話が沢山出てきます。あまり話をせず、写真に殆ど興味がない父親ですら、この時だけは沢山話をしてくれます。
晩御飯後から寝るまで続く鑑賞会は、いつもキリよく終わることがありません。だから次の機会に続きが発生します。

母親のパソコンと、押入れに死蔵された古いアルバムにしか写真が入っていない時代は母親ですら写真を見返していませんでした。
しかし写真をひとまとめにして、いつでも見られるようにして、定期的に写真を引っ張り出してきてみんなで見られるように整えておけばこういう交流が生まれます。

ただ両親や義理の両親と、親が撮影した写真を見る。それがどれだけ楽しくて、どれだけ喜んでもらえるか。是非試してほしい体験なんです。

今日はそんな感じで。