pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

まず「先輩」をさがせよ。

世の中では「就職難」とか「就職氷河期」などと言い、仕事を探すために
学生や就職浪人がかけずり回ってる。
しかし「金を稼ぐ」じゃなくて「仕事を探す」て考えがどうもピンと来ない。


仕事とは、あくまで金を稼ぐ手段であって人生の目的ではない。
そこを混同してかけずり回ってる人が多すぎるような気がする。
就職活動している人には、まずそれを考えてもらいたい。


そのために言いたいのが「先輩」を見つけて欲しいという事。


仕事をして得られるお金は、生きるための道具であって目的じゃない。
これが理解できてないと、金に追われ、仕事に追われているうちに
なんのために生きてるのかわからなくなる。
そうすると、文句ばっかり言うつまらない人間になってしまう。


その意義を見いだす事こそ、時間がたっぷりある学生時代にやるべき事では
ないかと思う。俺は考えてなかったので強く言えないけど。
せめて、趣味や楽しい事が続けられるためにはどんな事をしたらいいのか?
ぐらいは考えても良いはず。


そんな時「先輩」がいれば、きっと気付きを与えてくれる。


学生のメリットは、生きるための食い扶持を親が与えてくれることにある。
だからその時間を有効に活用して、考え、悩み、動くべきだ。


そしてたっぷり悩んだら「先輩」に話してみるべきだ。
きっと自分の知らない何かを教えてくれるから。


あと、勉強が好きで好きでたまらないという人以外は、勉強も道具でしか
ない事を知っておくべきだと思う。
なんのために勉強をするのか?
勉強をした事によってどんな事が出来るようになるのか?
それに価値が見いだせない人は、そこからドロップアウトして放浪するのも
構わないと思ってる。


そんな「先輩」は、世の中にごまんと居る。
多分俺もそんな先輩の一人だったりする。


就職して年収が安いと呻いている人・給料が安い仕事しかないと呻く人へ。
俺は20代前半、住み込みで仕事をしていて、年収が100万ちょっとしかなかった。
20代後半に異業種に転職した直後も同じぐらいまで年収が落ちた。


でもその時代に身につけた「貯金」がなければ今を生きられていない。
貯金とはお金ではない。以下の3つの事だ。

  • 人生の「先輩」を見つけて話を聞く     →「人脈」
  • それを実践してチャレンジする       →「経験」
  • どんな事でもどん欲に知識を身につける →「知識」


貯金を始めるのは簡単だ。
人生の「先輩」の懐に飛び込んでいくだけで良い。
学生ではなく、就職浪人や社会人なら、メシが食えるだけの食い扶持を
確保したら、余った時間を使ってどんどん飛び込んでいけばいい。


何度も飛び込んでいるうちに、その「先輩」との人脈が産まれる。
もがく奴、努力する奴、飛び込んでくる奴に、「先輩」は必ず
声をかけてくれる。
そこで声をかけてもらえるようになれば、何かが産まれている。


これは絶対保証する。
俺はそうやって恋人を作り、師匠を見つけ、住処を得た。
そして今の仕事も斡旋してもらった。


面接と称した晩飯で、人事担当に言われたのはこの言葉だった。
「おまえ(「先輩」)が紹介する人間だろ?じゃあ問題無いよ」
いろんな現場を渡り歩く仕事をしているけど、この言葉が仕事を
産んでいるのを嫌と言うほど見ている。


だから声を大にして言いたい。
まずは「先輩」の懐に飛び込め、と。


あとはもがいていればいい。
もがいているうちに体力が付き、「先輩」に認めてもらえるから。


溺れないかって?
最低限は「先輩」が助けてくれるよ。
だいたい、必死でもがいていればそう簡単には溺れないけどね。


もがいて産まれるものによっていろんな形はあるけど、基本は変わらない。
「先輩」の懐に飛びこみ続ければ、人生を前に進ませてくれる流れは決して
止まらない。


後は流れに乗っていればいい。
流れを産み出し、持続させる事で生きるために必要なものは産み出され続ける。


まぁ、そんな偉そうな事を言っている俺の稼ぎは嫁さんに
「もうちょっとあればねぇ」
という残念なレベルでしかない。


それでも10年越しの恋人だったクルマも買えた。
嫁さんに満足してもらえるマンションも買えた。
パソコンやデジタルガジェットに散財できる程度の小遣いももらえる。
今のところ、しばらくはお金に困らない生活も見えている。


その程度は稼げている。


半分以上は嫁さんの能力のおかげだけど、その嫁さんが捕まえられたのも磨いた能力のおかげと考えれば問題無し。


だから、それを知らない人に言い続ける。


「先輩」をさがせよ、と。