pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

ブログと人事評価と意思疎通。その1

このスタイルがなんだか定着しそうですが、ネタが尽きないので。

で、今日のお題です。

ボトムアップ&トップダウン (jkondoの日記)

個人的にid:jkondoのファンなのでブログが久しぶりにエントリされ、ちょっと嬉しくてトラックバックしてみました。

今回は人事評価面談のエントリなのですが、このエントリにある全ての社員と会うという当たり前のことと、つい最近見聞きした情報と違いすぎて、軽いショックを受けています。

そもそも人事評価とは、社員の状況を確認したり、前回の評価以降にどのようなことを成してきたのかを確認する場だと思っています。その情報は評価者(複数)で共有され、その情報を元に面談が行われ、評価としてフィードバックされるものでしょう。

が、私が聞いた話は情報が全て本人ではなく、第三者から共有された情報のみで評価され、フィードバックがされている状況のようでした。その結果誤った情報が最終的に共有され、それは修正されることが無くフィードバックの情報として反映されていたようです。

ショックを受けた理由は、後者の人事評価が、結構当たり前にされているような気がしたためです。

例えば会社では週報などの報告にブログなどが活用されていますが、これを活用すれば離れて仕事をしているなど、コミュニケーションを取りにくい環境でもある程度の情報は共有が可能となります。

しかしこのブログでの情報共有を採用している組織でも、昨今の情報漏洩の対策や取引先との問題などで書き方にも気を遣う必要があります。また、そもそも対面のコミュニケーションが不足している環境ではテキストのやりとりでは誤解を生みやすくなるため、結果として流通する情報が不足するケースもあるようです。

この結果、情報伝達やコミュニケーション促進として導入された(と思うのですが)ブログは本来の価値を見いだせずに廃れていくようです。形ばかりの情報が流通していても、その中に必要なものが込められていなければ、社員の時間とブログ維持の無駄なコストが消費されて行くだけとなってしまうのです。

もちろん改善をすれば良いだけなのですが、そもそも組織がブログ活用の本当の意味に気づいていなければ改善の方向性がわからないのですから、進むわけもありません。

はてなでは以前、非常に活発に社員のブログが更新され、そこに流通する情報の豊かさに感心させられたものです。

社長自らが情報を発信し、社員も自らの経験や知識を発表する。そこには会社組織として必要な情報の流通がされていると感じられたためです。しかしid:jkondoからの情報発信が半年以上途絶えた際、社外にいる私から見て「ああ、もし社内でこの状況になったら困るな」と考えてしまったのです。

長くなりそうなので、いったんエントリを切ります。