何時の時代も、商売で流通しているのは「サービス」だ
この話をするのに飽きてきたので、割とよくしゃべる内容をにまとめてみました。
サービスとは和訳で一番近い言葉が「おもてなし」と考えています。
※出典:おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)
おもてなしとは、相手が望むもの、必要としているものを提供すること。
自分がこうあるべき、このほうが良いというものを押し付けるものではない。
戦後、日本のおもてなしはモノを通じて流通する時代が長くありました。
だから「ものづくり」という言葉が出てきた、と考えています。
メイドインジャパンは素晴らしい、とほんの少し前まで言われていました。
しかし、メイドインジャパンが素晴らしいなんて時代は戦後かなりたった後の話で、それまでは安かろう悪かろうの時代がそれなりにありました。だから各メーカーの専売店が存在し、サービス網を構築して運用というおもてなしカバーしていたわけです。なので、メイドインジャパンが幅を利かせるようになったころにはこのサービス網が不要となったので消えて行っているはずです。
ちなみに、生き残っているこのサービス網の残滓は、おもてなしが素晴らしいと評判になるような商売をしているところです。また、販売するものも「モノ」にこだわっていないはずです。
繰り返しますが、おもてなしとは相手が望むもの、必要としているものを提供する事です。
んじゃ、求めているはずなのに必要とされないジレンマに悩んだ場合には?という話はまた別途(気が乗れば)。ちなみに、必要とされていないことと、商売が成り立たないことは全く別の話ですからね、と。
今日はこんな感じで。
おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)
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