pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

給与って収入で決まるんだ、と。

悩ましい問題だと思ったので。

「保育大手、賃上げ厚く 人手不足の解消急ぐ」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB04H0G_U6A600C1MM8000/?n_cid=NMAIL003

素晴らしい試みなのですが、気になる一文がありました。

>JPHDは賃上げなどの待遇改善により、17年3月期は11期ぶりの減益となる見通し。それでも荻田和宏社長は「利益を待遇改善に使った方が中長期的に経営にプラス」と競争力の強化に期待する。持続的に待遇を改善する原資を生むには、効率化などによる収益向上策を急ぐ必要もある。

収入が変わらず給与を上げれば、こうなりますよね。出勤時に遭遇する保育園の集団を見ていると、保育士さん1人あたりが面倒見れる人数はせいぜい数人。それも子供の面倒を見たことがある人なら、それがどれだけ大変かわかるはず(一人すら大変なのに)。なのでこれ以上は増やせないし、親の負担も増やせない。税金でどこまでフォローするかっていう話だと思います。

あと、それだけではないかなぁと。

そこに何かあった際の責任と親からの要求というプレッシャーがかかるのに、給与は安い。構造は違うし支払給与の額は全く違うけど、医師も全く同じ問題を抱えてますよね。

保育さんたちが感謝されてるのかなぁ?という思いもあります。そう思うだけではなく、誰かにきちんと口にして言ってもらってるのかなと。「ありがとう」を言ってもらえるのって、存外励みになるものです(経験上)。

これは何かのサービスを受けている時、良いなって思うことがあったら「ありがとう」って感謝の言葉を口に出してみればわかります。明らかに受けられるサービスの質が上がりますから。感謝の気持ちも対価の一つなんです。

それもきちんと労働に見合う対価をもらっていることが大前提になるんですけどね。悩ましい。