pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

イノベーションとうそつき。

くそまじめにに突っ込むと保守性は線路のレールと似た発想なので、いくら道路面のプラスチックが変形・摩耗しなくてもそれを支える地盤は変形するので、定期的にそれを補修する工事は必要になるような気がします。

プラスティックの道路がメリットしかない!? アスファルト舗装が消滅するかも
http://nge.jp/2015/07/22/post-110976/2

特にトン単位の質量が移動する自動車道路では。もちろん摩耗しないなんて物理の法則に反するのであり得ないですし。
また、モジュールの形状を見る限り排水性のケアが足りない気がします。最近のアスファルトは水を通すものが増えてきていて、雨の日の道路を川にしない工夫などがありますが、これは道路面を完全にふさいでしまい排水溝に頼るので、かなりの頻度でごみを取り除く「メンテナンス」が必要になるかな、と。

そんな感じで、軽量と短工期(これも整地までは実施作業が一緒なので疑問ですけど)はともかく、メンテナンス性という点はこの記事にあるようなイノベーションの香りがしません。

あと、路面のモジュール化という点ではアスファルトボードを敷き詰めるという方法(羽田の一部滑走路はこれに近い思想(あっちはコンクリートだけど)で作られてる)があるけど、これも接合面を一定に保つための定期的なメンテテンスが必要だし、接合面で発生するノイズをどうするか、といいう問題もあります。
歩行者専用道路なら前述の問題はクリアするけど、交通渋滞の解消には役にも立たないし。プラスチックの捨て場に困って利用先を考えるアイデアとしてだけならいいんじゃないかと思います。
なお、オランダで・・・て締めくくられてるけど、あそこの国は自転車とトラム(路面電車)が発達してるので部分的な摩耗(轍)を気にしないですむのかも、とか。

こんなラフ絵にそこまで突っ込むなよ、て思いますが。

今日はそんな殴り書きな感じで。

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イノベーションを語るならこれぐらい読んでくれ、的な。

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