pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

部下が上司に見切りをつける時。

聞いた話の整理。

部下が上司にがあーだこーだと社員が酒の席で愚痴こぼしてるうちはまだいいのです。でも、その時上司が手を打たないと、いざ問題が顕在化した時に歯止めはかかりません。そこに保身を絡めると部下は簡単に見抜きます。ただでさえ誤解されるのが上司なのに。

会社の業績が上向いているときは各種問題は利益によって目を瞑られ、顕在化しません。目を瞑ってくれているうちは問題を沈静しやすい状態ですが、組織の成長が鈍化したり、給与に反映されると目を瞑っていた期間の利息付きで顕在化します。

直接苦情を言われてるのに、それに耳を貸さなかったと判断された段階で部下と上司の信頼関係は終わっています。ただし各種ドーピングで延命は可能です。わかりやすいのは金。ただしそのドーピングが止まった瞬間に、それに頼って対処方法を身に着けていない状態だと進行していた悪化に手が打てません。というか、ドーピングは一時しのぎなんだからその間に立て直せよ、って話ですが。

数年前の組織図で部下だった社員が全員辞めるという異常事態を語っているのに、自分の過失を一言も言わない時点でその方は人として各種詰んでいます。もしくは受け入れられないのか。人のことはとても言えた義理ではありませんが、過ちを認めないとそこから一歩も進めないと思うのです。そこにプライドとか男の意地なんてこれっぽっちも必要ありません。それは自身に起こっていることを認めるエネルギーにすべきものです。すでにみっともないのは確定しているのですから。

そんな新人上司が気を付けよう、みたいな事案の見本をご本人から聞いてしまいました。ここ数日素晴らしい反面教師に恵まれ人生に退屈しませんが、流石に巻き込まれたくないなと思って温存していた距離を置くためのカードを何枚かセットしたことを宣言しました。即切らないことがせめてもの心遣いだとわかってくれればいいのですが、あんまり期待していません。切らない理由もその方とその組織に対しての戦略を多分に含んでいるので、褒められた行為ではありませんから。

今日はそんな腹黒マンボーな感じで。

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