愛よりお金？
知り合い？に瓦待良さんという歌い手さんがいます。
はじめて会ったのは今年2月、三島大社の前にある大社の杜のライブでした。アンコールの手拍子が無くシーンと静まってしまった会場で、仲間と手拍子したら「ありがとうございました」とわざわざ声をかけていただいたのがご縁です。夜はなかなか動けないのと、待良さんのホームグラウンドである川崎が千葉からは地味に遠いということもあり、今月の帰省でやっと2度目のライブとなりました。
この方、牧師の家庭に生まれたのに「愛よりお金」なんて歌を作ったりします。でもこの歌を最初のライブで聞いたとき、「ああ、すごくいい曲を作る人だな」と思いました。
この曲では淡々とお金の大切さを説いています。なんだかんだ言っても、生きていくのに金が無ければ困るじゃないかと。歌詞の中で金より愛という考え方にたびたび疑問を投げかけます。でも、最後のほうでこんな風にも問いかけます。
「お金で買えるもの全部そろえたなら大事なことに気づけますか？」
と。幼稚園や小学校の教師の経歴が生み出すとつとつとしたMCと併せると、この歌詞に異様な説得力が生まれます。滋賀という微妙（？）な関西圏の笑いのエッセンスが歌詞の力をオブラートに包んでくれるのですが、クスクス笑いつつ、でも、ライブ後にふと考えさせられてしまうのです。
そんな考えさせられるような歌以外にも「実家に帰ろう」などの軽やかな曲や（離婚危機の曲ではありません）、思い出を消せる消しゴムが・・・と歌いだす「消しゴム」とか、一歩間違えると「軟弱もの！」と怒られそうな良い曲を歌ってます。
あと、愛よりお金なんて歌を歌うくせに、歌手という職業を選んでる時点でご自身の考え方は絶対逆ですよね、と。
待良さんの情報はご本人のブログ↓からどうぞ。
