枯渇する資源。
我が故郷の話。
今に始まったわけではなく、もう40年以上横たわってる問題です。
【毎年恒例イベント】金魚のすくい捕りの中止について(楽寿園)
毎年夏に開催している「金魚のすくい獲り」は、今年は会場となる『中の瀬』の水位があがらず水が無いため開催することができません。
この楽寿園というのは景観が国の天然記念物に指定されている池を含む自然公園で、新幹線が停車する駅から徒歩一分という立地に東京ドーム1.5個分の広大な森と池を有するすげぇ貴重な存在なのです。
楽寿園(google Map)
↑その位置と、ありえない広さがわかる。
三島の井戸・水源の多くは富士山〜三島までにできた工場群ががっぽがっぽ吸い上げはじめてから枯渇してきています。三島市のHPにもかいてあるし、実家の目の前にあった井戸もその時期に出が悪くなってます。
30年代の後半には、三島市の北に多くの工場・事業所が建設され続け、地下水のくみ上げ量が増えたため、1年中枯れることのなかった三島市街地の井戸が枯れ、小浜池(楽寿園内)などの湧水源の水量が急激に減りはじめます。
それでも枯れることのない井戸や湧水があるあたり、富士山の湧水の豊かさの象徴でもあるんだけど。でも、工場が増えればいつかはずべてかれてしまうでしょう。
しかも、そんだけ被害にあっても三島には一円も入ってこないという、ね。マグロもウナギも水も、こうやって枯渇してくんだという良い見本です。三島はこのうち、ウナギと水という2項目で影響をうける厳しい状況なのです。