pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

お金と欲。

今日はこんなお題で。


お金には本当は色がありませんが、それを持つ人間の色には染まります。
その色とは、欲の事です。


お金を得るという行為は欲無しには成り立たない行為なので、どんなお金にも所有者の欲が付いています。するとお金をやり取りさせるという行為にはそれに付いた欲のやり取りが含まれます。


もし商売などでダイレクトにお金をやり取りさせる場合には、お金を通じてそこにある欲がよく見えます。その分、欲が生み出す問題や間違い等の危険などにも気が付きやすいものです。


しかし第三者を介在させたり、仕組みでお金をやり取りさせるとその欲は見えにくくなります。すると問題や間違い等の危険などに気が付きにくくなります。


別の視点の話をすると、お金を得ようとする際には、出来る限り欲を見せないほうがうまくいきます。しかしお金を上手に得ようとすると欲がより強く出ます。
つまり、欲を打ち消してくれる仕組みや第三者があれば、より多くのお金が手に入ります。


どんな綺麗事や美麗字句を並べようと、この原則は変わりません。


さて。これらを踏まえて考えてみましょう。


お金のやり取りを行う際、欲を見せない事は問題や間違い等の危険についての準備をさせないこととほぼ同義と考える事が出来ます。多くのお金を得るためには、お金をやり取りする相手により多くの危険を負担してもらうことが前提となる事もあるわけです。


怖いですね。


とはいえ、これはお金のやり取りについて一部を切り取ったものです。実際には他の考え方や要因が加わるため全ての事象にこの考え方を当てはめられるわけではありません。
ただし何か問題が起こったとき、この考え方で事象を検証するとその原因がよりはっきりと見えてきます。
なので、特にこれから商売をしようと考えている人には是非知っておいてもらいたい事でした。


今日はそんな感じで。


最期にちょっと脱線。


ソーシャルビジネスと呼ばれる仕組みは、この負担を出来る限り多くの人に負担してもらうことで、相手の危険を減らす仕組みにすることが出来ます。自分がソーシャルビジネスを手がけているわけではないのであまり偉そうなことは書けませんが、いつかこれについて書いてみたいと思います。