pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

懲りずに電子書籍の話。

先月、年配者(70代)と自費出版してる主婦(40代)にiPadで自炊した本を見せて感想を聞いてみました。

年配者 「こりゃ便利だねぇ!」
主婦  「流行らないでしょ?」

高齢者には電子書籍は流行らないとトンチンカンな事を言う人が少なくなりましたが、それはきっとこんな生の声を聞けるようになってきたからでしょう。ただし既成概念にとらわれている人からは後者のような言葉を未だに聞きます。これも事実です

電子書籍端末が流行らないと言う人は、今現在の市場規模と技術しか見ていないような気がします。技術的なネガティブ要素は、これだけ参入するメーカーが増えれば時の経過と共に解決されていくし、それによって「快適に読書できる」ようになれば市場規模は広がっていきます。でも、なかなか分かってもらえません。

少し話が違うのですが、秋葉原では大きなパソコン小売業者だったT-ZONEが先月廃業したというニュースを見ました。
このニュースを見たとき、パーソナルコンピュータを取り巻く時代が確実に変わりゆく状況にあることを実感しました。既に低価格、性能アップ競争は頭打ちになり、ユーザーの見ているものは違うものにいこうしている、と。

T-ZONE廃業のお知らせ http://www.tzone.com/diy/index.jsp

パソコン至上主義で、携帯電話ではまだ腰が重かった人たちも、iPhoneが出ても頑張った人たちも、携帯に毛の生えた性能のタブレット端末の需要増加率を見てその間違いに気が付いていると思います(未だにネガティブなニュースも散見されますが)。性能や価格を競うことが全てではな胃のだと。iPadなんかメインメモリが256Mしかありません。クロック数も1ギガが精々。スペックだけ見れば貧弱すぎますが、1度使い始めると便利で手放せなくなります。

コンピュータは今後より生活に取りこまれていくでしょう。その結果である世界は仮想空間で閉じられたものではなく、現実をより豊かにするもののはずです。なぜなら生活必需品の道具として進化するから。この15年のコンピュータの進化を見てきた結論は揺るぎません。

その未来が見えてない人とは話が噛み合わないので、まずは分かる人とだけそんな未来に向かって準備をしています。自分が先に進んで未来を切り開けば、その人達にも分かってもらえるから。まずは自分で動く事が必要なのかな、と。

話を元に戻すと、そんな未来を見ているからこそ電子書籍は流行ると思うのです。技術がやっと電子書籍が必要とする性能に追い付きつつあり、各社がこぞって開発を進め始めました。コンテンツを所有している組織や個人もそれを見据えて動き始めています。電子書籍元年とも言われる今年ですが、まさしくその通りです。新しい何かが作られようとしている今、先に動いたものが時代を利用し動かせる。もしくはその便利さをより甘受できる。なんて思うのです。

纏まらないのでこの辺で。