(赤松健さん×小飼弾さん)×電子書籍時代の配信方法
既にキラーコンテンツを持っている人と、存在がキラーコンテンツの人の絡みで。
・Jコミがはじまる前から成功している理由(404 Blog Not Found)
電子書籍時代に突入した今、配信方法はサービスを展開しようとしている組織や人々みんなが頭を悩ましている問題ですが、小飼弾さんはこんな言葉でまとめてます。
Jコミの一番の目的はなんだろうか?
自ら描いた作品を、いつでもいつまでも、描いた本人が納得する形で読者が入手できる状態にするということではないのか?
自分が望む形で作品を配信する。凄く大事な言葉なので備忘としてエントリ起こしてみました。だって、お金を稼ぎたいとか、コピーをされたくないとか、全てその言葉に集約できるマジックワードじゃないですか。
あと、
Jコミと漫画 on Webのインパクト。それは「絶版作品を読みたい」という要望に答えるのに、出版社は不要であることを証明してしまったことではないのか。
結局のところ、中間業者というのはよくて必要悪なのである。
中間業者が不要というのは、この配信システムを作ってくれた業者もいつか不要になる可能性があるという事を暗示しているような気がします。つまり自らも律しないと、この言葉が当てはまる人間になってしまうなと。
それにしても、問題提起を自らのアクションで示した赤松健さんといい、それについて鋭い視点で意見をまとめる小飼弾さんといい、そこには編集という「中間業者」が入っていないという事実は個人的に最も注目すべきポイントです。なぜなら自分的には編集とのタッグによって産まれる作品というものに価値を感じているので。