吾輩は上司になった。アイデアはまだ無い。
前回は一般社員の話でしたが、それが上司になってしまったらというお話。
兵隊として腕を磨いた社員は「何も考えず任務を忠実にこなす」技術を磨いた精鋭です。レスポンスは速いし、文句も言わないし、無茶なノルマもこなせます。会社を大きくしたという自負もあります。
しかし悲しいことに考える技術は磨いていません。そこでアイデアは部下から募ることにします。
部下も一生懸命考えますが、なにせ皆「何も考えず任務を忠実にこなす」技術を磨いた精鋭たち。ふらふらと考え事をする余裕などありません。
そうして選りすぐりの兵隊たちが集まる会社は迷走を始めるのです。
これ、もちろんフィクションですが一部そうでないところもあります。怖いですねぇ。
なので「アイデア無いかな、XX君」とか「何かすてきなアイデア考えてよ」等、ぼんやりとした質問をされている世間の上司の方々。まずは部下の顔を見回してあげてください。そして自分がどんな風に育ってきたかを考えてください。
ちなみに本当に考えている人にそんなことを言ってしまったら、イラッとされていると思って下さいな。悩み抜いて聞く人ならもっと具体的に聞けるはずですし、考えてもない人に対して有効なアイデアなんてそうそう無いです。個人的にはないと断言したいところです。
ちなみに兵隊という言葉を茶化して書いていますが、無茶なノルマに対して「考えて任務を忠実にこなす」人もいます。こういう人が上り詰める人です。ぱっと見似ていますが、決して間違えないようにしましょう。
・・・俺は何を書きたかったんだろう。