pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

本の電子化 雑感3 編集について

昨日の続き。今日はそんな電子書籍の編集について。

電子書籍って、結局のところ画面で文書を読むためのひとつのフォーマットに過ぎないと思うのです。webの世界の「あちら側」にある文書しか読んでいた人たちなら、何を今さらと言うところでしょう。

しかしそれをきちんと編集をすることで、格段に読みやすくなり、そこに価値が生まれる。

私はこれからは編集の時代だと思ってます。だって「書き手」は世の中にいっぱいいますから。

そんな編集の疑似体験が出来るのが、web情報のスクラップです。私は一太郎で縦書きに編集してPDF化していますが、これが非常に読みやすい。今のところテキストのみですが、そのうちオリジナルで写真を挿入したり、図を挿入すればもっと読みやすくなるんだろうなぁと考えたりします。で、編集って文章を隅々まで読んで考えるので、文章を精読することにもなります。これはとても有用ではないでしょうか。

ちなみにPDFではなく、epub化すれば個人レベルで楽しむ「雑誌」というスクラップブックがつくれてしまいます。著作権などに配慮すれば、個人レベルで出版も可能です。ちょっとわくわくしてきます。

というわけで、雑誌の内容をすごく小さな単位でセル化して価格をつけ、必要な部分のみセルフ編集してepub、もしくはPDF化して販売するってのが個人的に欲しいサービスで、既にぼちぼちと始まってます。

Movable Typeベースの電子書籍編集・出版ソリューション「ePublisher」を発表

ちなみに縦書き文書はiPadのような電子書籍端末で読むにはぴったりです。ぜひお試しあれ。

で、今回で続き物は終わりにする予定でしたが「編集」という部分について明日は書きます。前にも書いたかもだけど、忘れてしまったのでもう一度書いてみます。