ちょっと前のF1ハンガリーGPの話

もし、シューマッハのハンガリーGPの行為を擁護する人間はこの写真見てもう一度考えて欲しい。

シューマッハ vs バリチェロ 写真動画： F1ハンガリーGP(F1通信)

たとえば、コンクリートウォールやガードレールが真横にあるカナダやモナコのコースででこんな悪質な幅寄せするドライバーはいない。なぜなら壁にマシンが打ち付けられた後の事を考えれば、それが死に直結することが分かるから。 もちろん自分だって危ない。

一見安全そうなランオフエリアやサンドトラップだって、時速300キロ以上で突っ込んだら何が起こるかわからない。シューマッハはそうやってギリギリのところで結構危ないことをしてきている。だからシューマッハがすごいという人の気持ちは実はあまりよく分からない。

ま、レーサーのチャンピオンで長く君臨する人ってそういうエゴの塊みたいな人が多いけどね。老獪な駆け引きやテクニックには敬意を払うけど、エゴの尖った部分があまりにも惨いとそういう良いところまで否定せざるを得なくなってしまって嫌なんだよなあ。

とはいえ、シューマッハもFIAから意味不明な出場停止を食らったりするなど、被害者としても結構な経歴を持っている。なので一方的に批判する気にはなれないけど、今回の件はバリチェロが死んでもおかしくない話なのでやっぱり批判されるべきだと思う。同じ過ちを繰り返さないように。

そんな感じで。