格差の対立軸って、年齢や収入だけじゃないよね。
ちょっと古いネタだけど。
世代間の争いについては相続の問題とワンセットで考えないとめんどくさくなるような気がする。なぜなら全く稼いでない若年層も、両親が富裕層なら富裕層になることを約束されている場合が多いから。
自分の経済力が無くても親が富裕層なら比較的豊かな生活が送れるし、相続をやりくりすることで財も異動させることができる。だから若年層 vs 年配層、ではなく富裕層+その子孫 vs 貧困層という視点も必要なんじゃないかと思う。
ちなみに本当の富裕層ってのは、カネでは買えないすげぇものを相続する。それは人脈。これは金を産み、仕事を産み、生きていく上で有用な情報を運んでくる「金脈」でもある。
一代で財をなした人にきけば、誰もがこの「人脈」って奴で苦労することを必ず言ってる。それぐらい人脈を後付で築くのは難しい。
もちろん後付で築けない訳じゃないけど、それにはカネがいる。汚い話と言われるだろうけどカネがかかる。いろんな形でカネが出て行く。
しかし富裕層に産まれるとこのコストは劇的に下がる。なぜなら産まれ持っている人脈が、新たな人脈を産むから。勝ち組の連鎖反応って奴ですな。
人的な魅力とか、仕事をする能力とか、人脈を築くのに必要な能力っていっぱいあるけど、スタートラインが違うとそれを得るのに必要な努力の格差はハンパじゃない。大体知識人なんて基本的に富裕層。なぜならヒマが無ければ勉強なんて出来ないから。誰もが二宮金次郎になれるわけではないだろうし。
そんな知識人がマスコミって奴を動かすんだから、富裕層に都合の良い情報操作が意図的であれ無意識であれされるのは当たり前。だって身を守るために当たり前の行動だから。一寸油断すれば富裕層だって貧困層に転がり落ちることを彼らは知っている。
だからこそ努力もするし、それそのものが有用な知識なんだから隠されるのは当たり前。だって身を守るために当たり前の行動だから。一寸油断すれば富裕層だって貧困層に転がり落ちる。そんなわけでその差を縮めることは難しい。
でも、一部の知識人がtwitterなどで「富裕層に都合の悪い真実」を伝えてくれる。だからtwitterを使う人は、そういう情報を大なり小なり拡散させる努力をすることで、世の中の情報格差については減らすことが出来ると思うんだよね。
ちなみに最低の民主主義と最高の専制君主主義(by銀英伝)って言葉があるけど、怠惰に過ごすなら最高の専制君主主義てのを信じて権利を放棄するってのも一つの選択肢なんだよね。なぜなら権利を行使して参加するってのはかなりのコストがかかる作業だから。
ま、それ(権利の放棄者)が増えすぎると搾取されるだけの誰かに都合がよい社会システムが出来上がっちゃうんですけど。
とりとめなくなったのでおしまい。