pc4beginnerの日記 はてなブログ版

はてなダイアリーで書いていたブログの移行です。

勘違い→スポーツライター→F1

違う。

[http://diamond.jp/series/sports_opinion/10060/:title=走りを追求した“夢の時代”は終わったのか?
F1分裂危機の背景にあるもの]

ある文脈を抜き出すとこうなる。

 今でこそF1は、オリンピック、サッカーワールドカップと並ぶ世界3大スポーツのひとつに数えられ、イベント自体が産業として成り立っているが、原点には自動車産業の技術開発の場という意味合いがあった。これはF1に限らず、すべてのモータースポーツにいえることだが、レースのために開発された技術が市販の自動車にも生かせるということだ。エンジン、足まわり、空力、タイヤ…、レースの現場からフィードバックされ市販車の性能アップに貢献した技術は多い。
レースに勝つことは、そのメーカーの技術の高さを世に知らしめ売上向上にもつながる。そのエネルギーがモータースポーツの発展につながった側面がある。

もう、自動車レースを知らない人に勘違いされる典型的な例。
本当はこんな感じになる。

 今でこそF1は、オリンピック、サッカーワールドカップと並ぶ世界3大スポーツのひとつに数えられ、イベント自体が産業として成り立っているが、原点には自動車産業の技術競争の場という意味合いがあった。

しかし現代ではレースのためだけに開発された技術は、市販車に転用するためにさらに多くの投資が必要となることと、カーボンコンポジットなど市販車では到底使わない材料で得られた技術は航空産業のそれと関係するものが多くなってしまっている。

中にはレースで活躍した技術者が市販の自動車開発にも活躍することはある。エンジン、足まわり、空力、タイヤ…レースの現場で活躍した技術者の開発により市販車の性能アップに貢献した技術も多いが、極限まで進化した現在では必ずしもそれに当てはまるとは限らない。

しかしそこで得られる地名度とイメージのアップは、どんな広告にも勝り、売上向上にもつながる。そのエネルギーがモータースポーツの発展につながった側面がある。

F1のエンジニアは所詮レースと言う世界で飯を食ってる人であり、レース産業はそのまま自動車産業ではない、ということである。だからそこで活躍した技術者が市販車の開発で活躍することがあっても、その技術が使われるとは限らないということである。

F1にはハイブリッドエンジンはないし、快適に乗ることを追求する競争も無い。
これでわかってもらえるのかなぁ。。。